たぬき村きつねブログ🦊in houston

ニャースケ氏(夫)の仕事の都合で、2年間の期間限定でHOUSTONに住むことになりました。

無職のお小遣い事情

私はニャースケ氏の海外転勤について行くために仕事を辞めました。なので今は無職です。

それまで6年くらいだけニャースケ氏と同じ会社で正社員のサラリーマンをしていて、その前は時給の仕事や日給の仕事をフルタイムでやってました(賞与なし)。

地方国立の修士を卒業しましたが、新卒採用では就職できなかった人間なので、フリーターをしながら正社員を探したけどなかなか決まらず、どうせフリーターするならやりたかった仕事をしようと転職、そんな社会人人生でした。

そして、なんとか初めて正社員になれた会社を、アメリカで2年間だけ暮らすために去年退職しました。なぜなら休職制度がなかったからです。病気ではない理由(育児、介護、ボランティア、学位取得、配偶者の転勤…などなど)では休職できない会社でした。

 

いい歳のおばさんが新卒と同じ年収で雇われ、さらに新卒にはある住宅手当等も中途採用にはなかったので新卒以下の手取り。今振り返ると一応これまでに身につけたスキルで採用されたような職種だったので、給与交渉はもっとできたのかな、とも思いますが、正社員をしたことがなかった私は当時何も言えませんでした。

 

正社員時代に貯金をしっかりできなかった私が悪いのですが、今の私は収入なし、貯金なしで奨学金を返すことがギリギリ。実家も貧乏なのでお小遣いをもらえる環境ではありません。

ニャースケ氏は欲しいものあったら教えて、といってくれますが、毎月決まったお小遣いなどはもらっていません。

とはいえ、アメリカに来てから友達もいないので外食に行くとかもないですし、習い事もしていないしESLも行ってない。任期はたった2年と決まっているので車の免許をとる費用も節約しました。国際免許は取得してきましたが、テキサス州の免許はないから運転できない。SSNも持ってない。それに美容室にも行ってません。

 

先月日本に一時帰国しましたが、なけなしの退職金で一年ぶりに髪を切り、また一年分の自分のスキンケアやヘアケアを買い込みました。

あとは普段食べるフリーズドライ日本食ニャースケ氏の大好きな高野豆腐やら乾燥きのこやら炊き込みご飯の具やら…)、ニャースケ氏と一緒に使うシャンプー、来年産まれてくる予定のコケ太郎グッズ(ガーゼタオル、シャンプー、ワセリン、綿棒、湯温計、爪切り、肌着…など)はアメリカ製品がよくわからないから何となくわかる気がする日本で買ってきた。自分用の授乳ブラジャーとか骨盤ベルトも買いました。

すずめの涙のような退職金だったので底をつく。

 

もちろんニャースケ氏には普段ちゃんとご飯を食べさせてもらってるし、寝るところも用意してもらってる、マタニティ用のレギンスとかサプリメントも買ってもらってる。

あと今、尿路感染症に悩んでるのでおまた用のボディソープとか、産後用にドーナツクッションとオーバーナイト用ナプキンと大人用おむつも買ってもらった。スーパーに行ったら食べたいフルーツやお菓子も買って貰える。

一時帰国のときもいろいろ外食に連れてもらったし、お互いの親を招待したランチ会も設定してくれた。ミキハウスでコケ太郎のセレモニードレスやお風呂も買ってくれたし、ファミリアとユニクロでお洋服も買ってくれた。壊れた眼鏡も新しいのを買ってくれた。

今も携帯の支払いもしてもらってるし、Apple Musicのファミリーにもしてもらったから音楽も聴けるし、U-NEXTを契約してくれてるので雑誌を読める。

全然充実してるじゃん。

 

でも必需品ではないものはやっぱり欲しいってなかなか言えない。

私nordic wareのケーキ型を日本にいるときコツコツ集めていました。すごく高いので少しだけ。アメリカに住んでメーカーHPを見たとき、日本では売ってない型の種類の多さに感激、しかも日本より少し安いし割引オファーもある。欲しくて欲しくてブラックフライデーを心待ちにしていました。

去年の今頃ちょうど移住してきたので、その時は退職と異国への引越し、とにかく精神的に病んでおり時差ぼけもあってブラックフライデーどころじゃなかった。香水も好きなのですが、つわりが終わってやっと匂い系が大丈夫になったのでブラックフライデーでESTEE LAUDERが欲しかった。$85で買える11 FULL-SIZE FAVORITES + MORE For the Price of One Full-Size Advanced Night Repairってやつも見つけてしまった!Insta見てると広告が誘惑しかない…。

 

でも必需品ではないのでね。思い切ってニャースケ氏に欲しいものがあると言ったら、なんでいるの?と言われて何も言い訳できなかった。何で要るんだ?て思ったときに、貯金もない無職のくせに何で買ってもらえると思ったんだ?と勘違いしていた自分が情けなくて悲しくて、涙が止まらなかった。

私なんかより、お腹のコケ太郎の人生がもう始まっているのに、何で私が欲しいもの買ってもらおうとしてるんだろうって。

欲しいものは自分で稼いで買いなさいよ。大人なのにね。

 

企業人の海外転勤にも色々あって、天下のトヨタ様や大手製薬企業様、大手銀行様なんかは飛行機乗るといえばビジネスクラスを用意してもらえるみたいですが、弱小企業はもちろんエコノミーですし、そもそもアメリカに居るのもニャースケ氏ただ1人で日本人の同僚はいません。

前任の人たちと違ってニャースケ氏は入社してまだ全然若いので、お給料も高くないし、月給の一部と賞与は日本円支払いです。1ドル150円の時代に!

家賃補助と車の貸し出しがあるだけ助かってますが、それでもCOVID19以前に暮らしていた前任の人たちより物価も爆上がりだからアメリカを楽しむ?外食?旅行?何それ?状態。

 

何が言いたいのか話が散らかってますが、決して豊かとは言えない駐在生活、無職の配偶者はお小遣いをもらうこともできず、日々の小さな幸せを見つけることに専念します、という宣言です。

コケ太郎が成人する頃には私はしぬんだろうし、あと20年の人生だと思ったら、たった20年のための必需品以外の欲しいものなんて考えない方がいいし、何か欲しかったら来年帰国してからいっぱい働こう。

ニャースケ氏には来年一年分の奨学金を払ってもらうことになったので、本当に申し訳ない。帰国したらちゃんと働いて返します。無職の私が雨風しのげて必要なものは手に入り、不自由なく暮らしていられることに感謝しよう。

あと毎回病院に連れて行ってくれるニャースケ氏に感謝します🙏

 

また自分が勘違いしないように文章に残しました。

 

ブロガーさんが紹介してくださっていた「WIC」という食費サポートに応募してみました。出産育児情報をあさっていた時に偶然知りました。色々とアメリカで上手に生きるコツを記録してくださり、皆さま本当にありがとうございます。

次の月曜日に面接があるのでニャースケ氏に連れて行ってもらいます。頑張って食費を浮かせてみせる。